真珠の選び方

オーロラ天女 真珠化学研究所鑑別書付

真珠をご購入する際、どのようなものを選べば良いのか、真珠には明確な評価基準が定められていないのでお分かりにならない方も多いと思います。 このページでは、冠婚葬祭にお使いいただけるあこや真珠について、安心してお買い物が出来るように、品質や評価についてご説明させていただきます。
真珠自体に価値があるかどうかを見分ける為には、
@テリ・光沢
A巻き
Bエクボ・キズ
C色
Dサイズ
E形
が評価の対象となります。

真珠のテリ・光沢

真珠のテリ・光沢

テリ・光沢
テリとは真珠の輝きや光沢のことです。パッと見て誰が見てもキレイと思える真珠はやはり評価は高いです。 ですが、真珠1点だけを見て「きれい!」と判断して決めてしまうよりも、たくさんの真珠と見比べて、 テリの良し悪しを見ていただいてからのほうが間違いのない真珠を選ぶことができます。
巻き
真珠は丸い核を貝の中に埋め込み、貝自身が真珠層を巻いていくことによって出来上がっていきます。 巻きが良いというのは、真珠層が厚いということですで、真珠層が厚いものほど良質で深い輝きを発する力を持っています。
しかしながら、 パッと見ると傷が少なくテリがあるように見え、高級そうに見えるものもありますが、真珠層が薄く数年後には変色・劣化してしまうという物も時折見られます。 これらを避けるためには、お値段が安いというだけで判断するのではなく、ご購入されるお店が信用できるかどうかも重要になるのではないかと思います。
エクボ・キズ
真珠に傷やエクボなどがあるかどうか・・・これも値段を大きく分ける要素になりますが、キズやエクボだらけの真珠を見かけることも少ないです。 感覚的には若干のエクボ等は確認出来たとしても、それほど気にするレベルでなければ、まずはエクボよりもテリを優先した方が良いと思います。
真珠の色
色には 3 つの要素があり、地色(真珠の主色)、オーバートーン(地色にかかった 1 つもしくは複数の半透明の色)、オリエント(真珠の表面上または表面下でイリデッセントの虹色の輝きを放つ)となっています。 (すべての真珠がこれら 3 つのすべての特性を示すとは限りません。)
色は大きく分けてピンク、ホワイト、クリーム、ゴールド、ブルー、シルバー、ブラック、グリーン系に大別されますが、あこや真珠については、一般的にピンクが良いとされていますが、お客様の好みによって変わってきます。
真珠の形
基本的に「ラウンド(真円)」、「セミラウンド(やや丸)」、「バロック(変形)」に分けられます。 またその他に、丸を一方から押しつぶしたような形の「ボタン」、しずくの形の「ドロップ」といったような分け方をすることもあります。 一般的にラウンドが良いとされていますが、バロックなどの変形もジュエリーとして形の面白さを楽しむことが出来ます。
真珠のサイズ
真珠のサイズも種類によって様々で大粒のものから小粒のものがあります。あこや真珠につきましては、当然8.5mm以上のサイズは養殖が難しい事から価格が高めになりますが、 逆にベビーパールなどの小さいサイズも生産量が少なくなり、探すことも困難になり、かなり高額なお値段で取引されるようになっています。

アコヤ真珠

まとめ
真珠の品質や評価につきましては、お分かりにならないことがたくさんあると思います。「テリが良い!」というのはご覧いただければお分かりいただけると思うのですが、「巻が厚いかどうか」ということになるとご判断は出来なくなると思います。

ご満足いただけるお買い物をしていただく為には、信頼できるお店からたくさんの真珠を見せていただきお選びになることが一番です。同じように見えても、 分からないレベルでの違いで大きくお値段が違ってくる場合もありますし、花珠ではなくても、花珠以上にきれいなテリを持ち、比較的お値段も抑えられて購入できるものもあります。 ですので、信頼できるお店でたくさんの真珠をご覧になり、お店の方のご意見も聞きながらお選びになることが一番だと思います。

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