ダイヤモンドリングのリフォーム 何度も緩んでしまう2点留めのダイヤモンドリングをジュエリーリフォーム

婚約指輪 Ptダイヤモンドリング(1.00ct) 2本爪

こんにちは。
本日は、熱海からお越しくださいました欧米出身の神父様からご依頼を受けましたダイヤモンドリングのリフォームをご紹介させていただきます。

神父様は現在単身赴任で熱海にお住まいとのこと。

ルピナスの近くの結婚式場に向かう途中で当店の前を通りご来店してくださいました。奥様は現在石垣島にお住まいとのこと、神父様がトライアスロンの選手だった頃に石垣島で大会が開催された時に応援に来た奥様と知り合い、ご結婚されたそうです!

今回リフォームするリングは、奥様にプレゼントした婚約指輪とのことで、大きめのダイヤモンドが5石一列に配列されたデザインで、それぞれのダイヤモンドは両サイドで留める2本爪でした。

婚約指輪 Ptダイヤモンドリング(1.00ct) 2本爪
2本爪Ptダイヤモンドリング

神父様は日本語を学んでいる最中であり、私たちも英語は未熟な為、途中から奥様に電話をしてくださり、奥様と直接お話しさせていただきました。

奥様によると、リフォームする理由としては

・爪が2点だけで留められている為、身に着けているとダイヤモンドが緩んでしまう
・ そのうち取れて無くしてしまうのではないか

という心配があるとのことでした。

何度か石留めの修理を出してみたが、何日かするとまた緩み出し、ダイヤモンドが右へ左へ動くようになってしまうそうです。

奥様はご自身でご希望のデザインをインターネットで探し、見つけたデザインを送っていただきました。
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奥様のご希望のデザイン

デザインはこのような感じで作り、指輪が変形してしまわないように全体にもう少しボリュームがほしいとのことでした。 ご主人からいただいた大切なダイヤモンドが落ちてしまう前に、丈夫に作り直し、2点留めではなく1石1石包み込む伏せ込みデザインがご希望とのことでした。

下の写真は制作工程です。
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製作工程

太い指輪を作り、そこからヤスリで削りご希望のデザインへと仕上げていきました。
出来上がりましたリングがこちらになります。
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リフォーム後のPtダイヤモンドリング

ボリュームのある丈夫なデザインとなり、プラチナジュエリーと呼ぶにふさわしい重量感を身に付けました。ダイヤモンドも取れてしまうことがないように1石ずつ丁寧に伏せ込んで留めています。

数日後に神父様に生まれ変わった指輪をお見せして、とてもお喜びいただくことができました。また石垣島にお住まいの奥様からもご丁寧なお礼をいただくことが出来ました。

私たちも神父様と奥様に喜んでもらうことができ、本当に良かったです。ありがとうございました。

今回ご紹介させていただきました2点留めのダイヤモンドリングですが、すっきりとしていて美しいデザインなのですが、やはり2本の爪だけで留めていると爪が緩みやすくダイヤモンドが取れてしまうという修理もよくあります。お客様の中にも同じようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

当店では2点留めの場合は、爪が緩みやすいということを説明させていただき、2点留めから新しく爪を付け足して4本爪にしたり、伏せ込みデザインに作り直したりといったこともご提案させていただいております。

今回ご紹介いたしました石が緩んでしまってお悩みのことがございましたら、お気軽にご相談ください。

本日は、爪が緩みやすい2本爪のリフォームをご紹介させていただきました。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。

ジュエリープラザルピナス 中村一弘

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