指輪 石留め お母さまから譲り受けた空枠リングにウンバライトを留めたリフォーム
こんにちは。
本日は、空枠リングに宝石を埋め込むリフォームのご紹介です。
お母さまから譲り受けた空枠リングをこのままだと使えないとのご相談を受けました。
こちらのリングは、30~40年ほど前に作られた手作りリングで、当時人気があり、
似たようなデザインが多く作られました。今でもお持ちの方が多くいらっしゃるかもしれません。
お母さまが身に着けられていた頃はダイヤモンドが入っていたそうですが、数年前にダイヤモンドを取り外し、ペンダントにリフォームされたそうです。
お客様がご来店された時には、リングを溶かして別のデザインにリフォームしようかとお悩みになっていたそうですが、細身のデザインで可愛いし、「このまま何か別の宝石を入れて使ってあげたほうが
母も喜んでくれるかもしれない」ということで、形を変えずにそのまま宝石を留めることに決めたそうです。
直径約5mmのラウンドシェイプが入る空枠ですが、、それに該当する宝石も何石か当店にありました。
タンザナイト
ピンクトルマリン
ペリドット
ウンバライト
ダイヤモンド
この中からお選びいただき、ウンバライトというガーネットグループに属する希少石をお選びいただきました。
オレンジとピンクの中間色のような色合いで、見た目も可愛らしく、まるでお客様とこの空枠をずっと待っていたかのように石枠にピッタリと収まり、お客様も一目でお気に入りくださいました。
何十年も前の手作りリング。
デザインに古さも感じる…それよりも昔の職人さんが手作りした繊細さとアンティーク感のほうを強く主張できるリングだと、そんな雰囲気を感じるリングデザインです。
石がずっと入っていなかったので、身に着けられなかったリング。
ウンバライトを入れることによって新しい命が吹き込まれ、
日本生まれの可愛いアンティークジュエリーに大変身いたしました。
石留めを終えて生まれ変わったリングがこちらになります。
↓ ↓ ↓
とってもかわいいリングに生まれ変わりました。
お客様にも大変お喜びいただけて本当に良かったです。
私達も楽しいお仕事をさせていただきました。ありがとうございました。
古いデザインであっても、お客様にとっては様々な思いがたくさん詰まっていることと思います。
そのことを常に忘れずに、私達はお客様にお喜びいただけるように常に努力してまいります。
K様 当店にご来店くださり、ありがとうございました。
ジュエリープラザルピナス
中村 一弘